ジャコブロ! 釣りロケ動画編集室

釣りして撮って捌いて食べる! 何かを制作(製作)したり表現する楽しさを伝えて行きたい。

5月からの釣りはこれに気をつけよう!知らないと後悔する重要なポイント。

季節も5月に入り、四国でも日中の気温が20度を上回る様になり、晴れの日は過ごしやすいというよりもむしろ暑いくらいの気候になるのがこの時期。

 

近海にも様々な魚たちが戻って来て、釣り人の心もワクワクさせるフィッシングシーズン到来!し・か・し...春を迎え気温が上がって活動が活発になるのは釣り人や魚たちだけに限らないのです。

 

釣り人の大敵と言えば風や雨、気温や波の高さといった天候が主に注目されがちですが、この5月からの海には油断すると本当に痛い目を見る大敵が存在します。

 

それが、《ヌカカ》という羽虫です。そおおお!ヌカカ、これがなんとも厄介な存在でして、下手すると釣りどころじゃなくなる恐ろしい虫なのです!

 

《目次》

何がそんなに恐ろしいのか...今から実体験を交えてこのヌカカの恐ろしさをお伝えして行きますね。

 

【ヌカカとは】

ハエの仲間で体調は1㎜くらいしかありませんが、蚊と同じく吸血する虫で、獲物を見つけると集団で襲い掛かってくる獰猛な虫です。

見た目はものすごく小さなコバエですが、ほんと獰猛で何度も手ではらってもお構いなしで飛んできて露出している肌に着地し吸血しようとします。

5月頃から一気に増えだして秋口まで海辺の波止や磯などを飛び回ります、そういう意味からか《イソヌカカ》とも呼ばれています。

 

僕は特に日中、日の出ている時間帯によく被害に遭いましたが、夜は殆ど刺されることは無く、蚊の方が多かった気がしますね、蚊のあのプ~ンという音が嫌ですがヌカカに比べれば全然マシ!。ヌカカの生態的にも夜間は活動がおとなしくなるようです。

 

【刺されるとどうなるの?】

それでこのヌカカに刺されるとどうなるか?なのですが・・・

それはもう最悪です。

吸血虫というと一番に蚊を思い浮かべると思うのですが、蚊に刺されたかゆみなど比にならないくらい猛烈なかゆみが襲い寝れません、しかもそれが複数個所に及ぶものであれば本当に生き地獄です(^^;)

これね、ほんと知っとかなきゃ後悔しますよ!

 

僕の場合は全身で30か所くらい刺されて、腕だけで20か所以上だったのですが、水膨れにもなって痒いというよりも痛みに変わっていました。

しかもこの痒みや腫れは蚊に刺されたように一日では治まりません、刺された部分はパンパンに腫れますし二日目からは火傷のような痛みが現れます、これも僕の場合ですが痒みと痛み、そして腫れが引くまで3日間かかりました。そう...三日三晩この苦しみに苛まれるわけです。

とにかく痒みに効くと言われる塗り薬を塗ってぬって塗りたくってやり過ごしましたが、ヌカカの虫刺されの痛みや痒みには気持ち程度にしか通用しません。

しかも風呂に入るととてつもなく痒みが増してですねぇそれはもう耐えられるもんじゃないんですよね。

今はもうあれは大げさじゃなく、完全にトラウマですね・・・。

ああ、あれに近いかもです、海でクラゲに刺された感じ...しかも何ヵ所も。

虫よけを塗っていても今また同じ場所に行くかと問われると正直だいぶ躊躇してしまうと思います。実際もうそのスポットには釣りに行ってません(^^;)

 

【被害に遭わないための予防】

暑くても長袖を着用しよう!(風通しの良い発汗性の優れた物が良いですね)

・首回りにはタオルを巻こう!(暑いですけどね、我慢しましょう)

・ボトムはパンツタイプで!(素足なんてもってのほかです)

・靴下はしっかり履いてくるぶしは見せないように!(足回りや背中は刺されると後が強烈です)

・海だからと言って裸足にサンダルなどは一発KOです、ひどい目に遭います。

・キャップやハットなどで頭皮を守ろう!頭皮だろうが何だろうがアイツは刺してきます。

・指先や手の周りを狙ってきますので、軍手(手袋)やグローブは必須です(釣り素人でグローブなんか付けてると大げさに思われそう...?いやいや身を守るための物ですので惜しみなく身に付けましょう!)

虫よけスプレーを定期的に使用しましょう!(もうコレ絶対に必須です、特に5~10月くらいまでは常備しましょう)。

 

 

【大量発生している場所の似通うポイント】

そして僕なりに気付いた事ですが、このヌカカが大量に発生している場所には共通点があると思っています。

  1. ハエの多い場所
  2. 山のふもと
  3. 山に囲まれたワンド
  4. 周りに水路がある。
  5. 藻が大量に陸地に打ち上げられている場所
  6. 唾液のような臭いがする場所(個人的な感想ですが、コイツが居るところはいつもこの唾液を吐いた時の様な臭いがします)。

こうした共通する内容に多く一致する場所は避けても良いかもしれませんね。

同じ海でも外洋に面した埠頭の先端や風通しの良い漁港や浜辺ではそこまで大量のヌカカには遭遇したことがありません。

とにかくコイツを甘く見てはいけませんよ!絶対に!

これは身をもってお伝えしておきます、まだ釣りも初心者でそう頻繁に海に出たことがないというこれからの方には、ぜひ知っておくべきことだと思います。

 

僕みたいにせっかくの楽しい釣行に出て、帰って来て3日間も痒みや痛みに苦しまないといけないことにならないように、皆様もどうかしっかりと予防してお出かけください!